We will report influencer marketing information.

18/08/20

インフルエンサー・マーケティング最前線の責任者に聞く“これまで”と“これから”

この記事をシェアする :

インフルエンサー・マーケティングのトータルソリューションを提供する株式会社BitStarは2018年7月に第5期目を迎え、社員数は約100名と前年比で倍増。主要事業はユーチューバーを中心としたインフルエンサーを活用した商品タイアップのコンサルティング事業となっており、この数年で様々なプレーヤーが参入してきた本事業において業界のリーディングカンパニーになるべく精進して参りましました。

今回は広告ユニットを率いる矢澤に、インフルエンサー・マーケティングのこれまでと今後について聞いてみました。


株式会社BitStarで広告ユニット長を務める矢澤。性格も体型もパパ(独身)

“定量” と“定性”の両側面がインフルエンサー・マーケティング企画には必要


矢澤さんはインフルエンサー・マーケティングに携わってどれくらいですか?


元々広告関連の仕事をしており、ASP事業に関わっていました。 BitStarにジョインし、インフルエンサー・マーケティングに関わって約2年になります。


BitStarの第3期目ですね。 なぜインフルエンサー・マーケティングに携わったのでしょう?


ASP時代はアフィリエイターと一緒にとにかく成果を追うスタイルでしたが、インフルエンサーはそれぞれインフルエンサーに合わせてカスタマイズして行く必要性があります。
インフルエンサーの場合は、収益のためというより、1コンテンツ毎にユーザーにいかに楽しんでもらうか、共感してもらうかを考えて企画しており、みなさん自分のアカウントにこだわりを持ってます。いくら報酬が高くても、ご自身のコンテンツと合わない場合はPRして頂けないこともよくあります。だからこそユーザーを惹きつける魅力があり、説得できるコンテンツが作れるのかなと。
そのこだわりをマーケティングに活かせれば素敵だなと思い、インフルエンサー・マーケティングに携わりました。


だからこそ“企業とインフルエンサーを繋ぐ”ための企画が必要になり、我々BitStarのような架け橋の存在価値があるということですね。
そうゆうところがインフルエンサー・マーケティングの面白みではないでしょうか。


そうですね。


インフルエンサー・マーケティング企画において必要なことがあれば教えてください。


難しいことではありませんが、とても重要なことです。

  • クライアントの商品が、インフルエンサーのチャンネルに合うかどうか
  • インフルエンサーを広告の“枠”で考えない
  • 提供する企画で視聴者が楽しめるかどうか

といことですね。


言葉にすると簡単ですが、意外と難しそうですね。
どうすればそのマインドを醸成できるのでしょうか。


最終的にコンテンツを見るしかないと思います。非常にアナログですが(笑)
IPRでは定量データの提供がメインとなっていますが、BitStarの強みは提案するインフルエンサーの“質”といった定性的側面を理解した上で企画しているということだと思います。
投稿についているコメントも見たりしていますね。


やっぱりヘビーですね(笑)
一見さんだとミスマッチ起きやすい商品だということがよく分かります。
IPRでは一見さんでもプランニングできるような世界観を目指しているので、現状のアナログさをいかにデータ・ドリブンにできるかは課題だと思います。


言葉のラリーを返す植田

視聴者との双方向コミュニケーションによるメディア変革


YouTubeとInstagramが国内だと主要メディア化と思いますが、プラットフォームの違いはどのような点があるでしょうか。


一概には言えないですが、プラットフォームごとに視聴者の思考が異なると思います。
Instagramは“こうなりたい”や“視覚的なイイね”といった投稿者への憧れ的な側面が強く、YouTubeは“面白い”や“わかる”といった共感的な側面が強いと思います。


コンテンツの投稿のしやすさも背景にはありますよね。Instagramは写真がメインなので、投稿が簡単な一方で視聴者のコンテンツ視聴時間は短い、YouTubeはその逆なので、視聴者がコンテンツを見る心構えも異なると思います。
その辺りでマーケティング活用はどのように異なるのでしょうか。


市場ニーズとして、YouTubeはゲームクライアントが多く、Instagramは美容系のクライアントが圧倒的です。
マーケティングフェーズにもよると思いますが、Instagramは視聴者が大量のコンテンツを短い時間で閲覧するということもありブランディング向き、バズらせたり深い認知を目的とするものはYouTubeやtwitter向き、という感じでしょうか。
Instagramはショッピング機能も加わるなど、機能アップデートが多いのでまだまだ使われ方が変化してきそうですね。


Instagramの進化という点で、IGTVについてはどのように考えていますか?


比較競合対象は明らかにYouTubeでしょう。
メディアとしては先ほどあったように、視聴者がプラットフォームを起動するモチベーションも異なります。そういった意味ではIGTVはライトな動画投稿者が増え、視聴者は増えると思います。


GoogleがYouTuberに巨額の契約費を支払って足止めしたというニュースもありましたし、今後の動向はチェックしていく必要がありますね。
動画メディアの戦国時代ですが、ライブ配信も続々登場しています。現状について教えてください。


テレビの生放送もありますが、ライブ配信が盛り上がっている理由は“リアルタイムでユーザ(ファン)と絡める”という点です。

ライブ配信はYouTubeもInstagramも取り組んでいますし、新たなプレーヤーも参入しています。中でも中国系企業が市場を牽引しており、“ライバー“という概念も牽引している状態です。背景には中国系ライブメディアはライブ専用のため、YouTubeのようにアカウントを作成するのが面倒ではなく、Instagramのように派生機能ではないということが挙げられます。
また、中国という国が広く人口も莫大なため、複数のライブサービスがパイを奪い合っているのかという疑問が沸くほど市場が大きいため、プラットフォームが分散されていることが面白い点です。


日本でもタレントとファンの親近感が重要視されるようになってきましたよね。“会いに行ける”的な。
現代ではインフルエンサーと呼ばれる人も広義にはタレントと認識されていて、インターネットを通じて双方向のコミュニケーションが可能になった事がメディア変革を促進しているように感じますね。例えばテレビもtwitterでハッシュタグ情報を拾ってきて双方向っぽい見せ方を試みたりしています。が、放送倫理協会などのしがらみもあってインターネットには遠く及ばないですけど。

大陸系サービスで昨今TikTokの勢いにも注目ですが、こちらはどのような点がウケていると思いますか?


TikTokは日本国内でも若い世代を中心に流行っていますよね。
リップシンクサービスは単純に面白いのですが、ウケている理由は投稿企画が用意されているのでついつい乗っかって配信してしまうような仕掛けがあった事だと思います。


TikTokは広告自体もついつい興味を持ってしまうほどコンテンツ力が強いですよね。コンテンツ力が配信者に左右されるYouTubeみたいなプラットフォームに比べて、配信者のコンテンツ企画力があまり必要とされない分、エンタメ系メディアとしては圧倒的に投稿しやすさがあり、結果的にコンテンツ量と配信者のバリエーションが豊富になっているように感じます。


白熱する議論に矢澤の袖がめくれ上がる

インフルエンサーを知ることからマーケティングは始まる


さて、いろいろ話したところで、今後のインフルエンサー・マーケティング市場はどのようになっていくと思いますか?


市場自体が新興市場という認識でしたが、少しずつクライアント側も知見が溜まってきた頃合いかと思います。
恐らくは思ったよりちゃんと考えないといけないマーケティング手法だということには気づいていただけたかと(笑)

マーケティングとしては「インフルエンサーに合わせていく」というのがポイントになると思います。
“クライアントが言わせている”、 “クライアントにやらされいてる”感が投稿コンテンツに出てしまうと、どんなインフルエンサーの投稿でもファンは冷めてしまいマーケティングとしては上手く行きません。

では、何が重要かというと「クライアントによるインフルエンサーの理解」です。
テレビCMで芸能人を活用する感覚でインフルエンサーを活用しようとするマーケターの方もいらっしゃいますが、成功率は高くないかと思います。


確かに理解していただく必要はあると思います。視聴者もコンテンツ提供者もプラットフォームによって最適解が異なり、それがメディア変革なんでしょうね。芸能人がInstagramだとフォロワーを増やせても、YouTubeで上手くいっている人は“ゆうこす”さんくらい、という事がそれの現れですもんね。
その辺りは是非IPRを活用してもらいたいと思います!


IPRの有用性をスマッシュする植田

“面白い”は変な人から生み出される!?


そういえば矢澤さんのチームで営業メンバーを募集しているんだとか。


はい! 変な人募集中です!


え、変な人を募集しているんですか?(笑)


“変な人”が良いです。
真面目な人がダメということではないんですが、インフルエンサーに関わる仕事なので企画にエンタメ要素が必要になります。なので、人と違ったアイデアを出せる人という意味で変な人を募集していますし、私自身“変な人”でありたいと思っています。


そう言った意味では矢澤さん自身が変人ということかと思いますが、矢澤さんの変なところってジロリアンてことですよね?(笑)
二郎の魅力について語っていただけますか?(笑)


まず、二郎ってベースの味は同じなんですが、店舗ごとに調合が違うので味に個性があるんですよ!
で、それに合う面の太さ、豚の煮込み方や厚みが違うので、自分の好みの店舗を見つける旅が始まるわけです。
二郎の店舗は日本全国にあるのできたは北海道にも行きましたし◎△$♪×¥●&%#?!(※文字起こしが面倒なので、続きは直接本人に聞いてくださいm(__)m)
募集中の職種などはコチラよりご確認下さい


BitStarでは黎明期よりインフルエンサー・マーケティング事業を展開しており、これまでの経験と実績から有用なご提案ができるよう努めておりますので、関心がある方はお気軽にお問い合わせいただければと存じます。
お問い合わせはコチラよりお願いします

この記事をシェアする :