今回のアップデートにより、YouTubeのタグランキング機能が変更されました。
動画タグから#ハッシュタグへ
「動画タグ」は、動画アップロード時に設定する動画ジャンルキーワードのようなものです。検索や関連動画への影響があるものとされています。表面上では一般ユーザーの目には触れることはないのですが、アップロードする側にとっては非常に重要なものとしてネットブログなどで様々な設定手法が語られています。
以前までのタグランキング機能ではこの「動画タグ」でよく使われているものを集計していました。しかし、その利用傾向はほぼ定番化・固定化され変化に乏しく、新しい発見をしづらい状態になっておりました。
一方、「#ハッシュタグ」はインスタライクなキーワード設定で、動画タグと違い表側にも表示される機能です。現在YouTube上ではこのハッシュタグの利用がかなり浸透してきています。
・動画検索でのハッシュタグの使用
https://support.google.com/youtube/answer/6390658?hl=ja
そして、実際にハッシュタグの利用傾向を観測してみたところ、動画タグとは違い様々なキーワードが活用されていることが確認できました。
そこで、YouTubeのタグランキングを変化の乏しい「動画タグ」からバラエティ豊富なキーワードが利用される「#ハッシュタグ」の方が新しい変化を発見しやすいと考え、動画タグランキング機能をハッシュタグ計測へと変更することにいたしました。
なぜ動画タグは変化に乏しく、ハッシュタグだと様々なワードが利用されるのか
おそらく、動画タグは表面上に表示されず検索への有用性が直感的にはわかりづらかったため、「あたりさわりのない無難な定番キーワード」に偏りがちだったのではないでしょうか。
対してハッシュタグは表に表示もされ検索への影響がわかりやすく、また、インスタやTwitterなどでは以前から利用されていたため、一般ユーザーにも使い勝手などが広く認知されており、「どういったハッシュタグを使用すると良いか」というワードのバラエティも既に豊富にあります。そういった背景から、ハッシュタグの方が動画タグよりも様々なワードが使われる要因の一つになっているのではないかと考えられます。
現在IPRでは、直近一週間でよく使われているハッシュタグ上位100件までを確認する事ができます。実際にどんなハッシュタグが使われているか気になる方は、ぜひIPRで確認してみてください。
Influencer Power Ranking: IPR
