こんにちは。
皆さん、巷で話題になっている「TikTok」というSNSをご存知でしょうか?もしくは利用しているでしょうか?
最近ではYouTubeやTVCMで見る機会が増え、「笑ってはいけないTikTok」などのYouTubeでの企画でも認知度が高くなっている「TikTok」とは一体どんなものなかのか。特徴やユーザー、企業の活用例の紹介も含めて掘り下げていきます!
(ロゴ出典元:バイトダンス・株式会社プラップジャパン)
全世界でアクティブユーザー5億人!?人気沸騰中のTikTokとは?
ーーまず「TikTok」とは何なのかをご紹介します!
運営会社は、ユニコーン企業として2018年一躍に名前を轟かせたのがバイトダンス(中国)です。米投資ファンドやソフトバンクなどを通じ、30億ドル以上の資金調達協議を行い、評価額は8兆円を越えると言われています。
この多額の資金調達を可能にしたのは、全世界で5億人以上のアクティブユーザーを抱えていると言われる「TikTok」というサービスを運営していたからだと言われています。
TikTokは中国の北京で2012年に設立されたバイトダンス(ByteDance)によって提供制作・運用されている短編動画共有アプリケーション・SNSコンテンツです。アプリ内でTikTokで公開されているBGMに合わせて15秒間のオリジナル動画の作成・動画の投稿をすることで視聴者から“いいね!” や“コメント”がもらえる音楽動画コミュニティです。
2018年に若年層から高支持を得たTik Tokは、Google(米国)が2018年12月に実施した「Google Play ベスト オブ 2018」の「エンターテイメント部門」でベストアプリを獲得しています。
App Store(米国)でも年間トップランキングの20位以内に入っています。中国発のアプリではありますが、中国や日本だけでなく世界的にも人気が高いことが分かります。
こちらの記事を読んでいる皆さんも「実際に投稿したことはないけど見ている。」「ダウンロードはしていないけど広告でみたことがある。」という方も多いのではないでしょうか。
中国発のTikTokは日本市場の開拓の際に、当初からYouTubeのTrueView広告や、YouTuberの企画・タイアップによって認知度の向上を行なってきました。TikTokはこれまでのSNSとは異なり、“投稿するネタ”をSNS側が提供することで、ユーザーの7割がコンテンツ投稿をすると言われています。「ついつい、自分もやりたくなってしまう」という仕掛けが爆発的な人気につながり、YouTubeやInstagramなど他媒体でも拡散され、短期間でダウンロードが伸びたと考えられます。
※[参考]TikTokのYouTubeにおけるタイアップ動画の推移(IPRより)
上の画面はIPRにより取得されているTikTokのタイアップ実績(※PREMIUMプランのみ閲覧可能)の視聴数推移です。こう見てみると圧倒的なブームに比べて、YouTuberを起用してのタイアップ動画は以外と少なく、タイアップ動画の投稿本数は約50件でした。(※2017年11月〜2018年12月の期間)
多くのYouTuberが自発的にTikTokに関する動画をあげ、それを見た視聴者がTikTokのユーザーとして、TikTokを楽しむという好循環が生まれていたと予測されます。
TikTokの特徴は?
TikTokはSNSカテゴリに属するサービスです。SNSと聞くと、Twitter、・Instagram、・YouTube、・facebookなどのSNSが代表的ですが、広義にYouTubeも含まれます。SNSの歴史はデバイスや通信インフラの進化もありこの10年で壮絶な入れ替わりがあり、レッドオーシャンというイメージが強いかと思います。では、いかにしてTikTokは彗星の如く登場したのでしょうか。
ーーTikTokには3つの特徴があります。
- 投稿するコンテンツネタが用意されている
- 利用はシンプルで、タイムラインでの閲覧がメイン
- 撮影・加工・投稿が一括で出来る
最大の特徴は、投稿するネタ(主には音楽)がすでに用意されているため、ユーザーは既存のフォーマットから投稿が出来るので0からネタを考える必要がなく、投稿のハードルが圧倒的に低い点が上がられます。例えば、Instagramは「インスタ映え」という言葉が流行ったように、場所や物など趣味コンテンツから自分の感性を表現するの投稿が多く、投稿のハードルは少し高いと言えます。
一方で、TikTokの場合は表現の半分が用意されているため、何を投稿するべきかを考えるハードルが低い傾向にあります。また、男女年齢出身地など関係なく、「音源」を共通言語として交流できることも投稿ハードルを下げ、利用率を上げているように思います。
またYouTubeのように動画編集に時間をかけることも少なく、動画は簡単に編集ができ、専門的な編集知識がなくても凝った演出の動画投稿が行えます。これまで、動画加工といえば専用のアプリや、YouTuberの大半はテレビの編集で使うようなサービスを駆使しているケースが多かったのですが、TikTokでは万人が同じクオリティの投稿できるようにしたことで、演出の幅を広げ、ユーザー満足度を上げていると感じています。
ーーTikTokの年齢層は?
TikTokの利用率を見てみると、10代の数値が高いことが一つの特徴だと言えます。
(参照元:Marketing Research Camp)
ーーTikTokerの出現とTikTokが楽しい理由
この数年で“ユーチューバー”や“インスタグラマー”といった言葉が徐々に定着してきたように思います。これらはインフルエンサーと言われ、ファンへの影響力が強いアカウントのことを指します。
TikTokでもTikTokerと言われるTikTok内でフォロワーの多い方(増やしている方)が誕生しています。TikTokの若者に楽しまれている理由は何なのでしょうか?
ユーザーがTikTokを楽しんでいる理由を3つの点から考えました。
- 投稿ハードルの低さ
冒頭の「TikTokの特徴は?」に挙げている3つの投稿のしやすさとユーザー層の若年層がマッチしたのだと考えています。用意されたコンテンツ・ネタによる撮影から加工、アップロード(投稿)までTikTok内で完結できることから学生内で休み時間など空き時間の接触機会が増え、投稿のきっかけや頻度も増えたのではないかと思います。
- ファーストビューでのおすすめ
今まであった他のSNSでは利用者が気になる人を探しフォローし、フォローしたアカウントがタイムラインに表示されます。TikTokではアカウント登録前のアプリダウンロード時点から、「おすすめの投稿」がファーストビューで表示されます。YouTubeでもTOPページにおすすめが表示されますが、撮影から編集、投稿の流れを考慮するとTwitterやInstagram、TikTokと比べると投稿にハードルがあるために、YouTubeでは閲覧はするが投稿は出来ないという方も多いのではないかと考えます。
- 投稿条件に差が生まれにくい
1.投稿ハードルの低さ、2.ファーストビューのおすすめから考えた場合に、自身がおすすめに載る可能性もあるため承認欲求を満たすことも可能にしているのだと思います。用意されたコンテンツネタから投稿するので投稿ハードルを低くするだけでなく、投稿条件に大きな差が生まれにくいことも特徴だと思います。
TikTokerを紹介!
フォロワー数の多いTikTokerを一部紹介していきます!有名なTikTokerはYouTubeチャンネルも合わせて運営していることが多いので、YouTubeアカウントと合わせて紹介していきます。もちろんinstagramやTwitterなど他SNSも利用していることが多いので、是非探して見てください。
Hinata(TikTok ID: 51957635)
YouTubeチャンネル:Hinata
ねお(TikTok ID: neoneo)
YouTubeチャンネル:ねおチャンネル
♡ゆな♡たこ(TikTok ID: yuna_1107)
YouTubeチャンネル:ゆなちゃんねる
[おまけ]YouTube×TikTokの可能性
ーープラットフォームを超えた「#投げキッス運動」
「#投げキッス運動」、このハッシュタグをご存じでしょうか。
このハッシュタグは2018年11月現在「あさぎーにょ」さんの音源で427,200本以上もの動画がTikTok上に投稿されています。利用されている音源は「あさぎーにょ」さんというYouTuberが楽曲提供したもので、YouTubeとTikTokに動画を投稿しています。
このハッシュタグから多くの一般ユーザーが自発的に動画投稿を行い、TikTok、YouTubeの両プラットフォームにて大きなブームとなりました。
ーーあのYouTuberもTikTokをやっている!
最後に「あのYouTuberもやっている!」ということで一部紹介していきます。
ヒカキン
TikTok ID:hikakin
YouTubeチャンネルは皆さんご存知かと思います。是非TikTokも確認してみてください。
よきき
TikTok ID:y_cute_
YouTubeチャンネルでは初めてTikTokに投稿する際の動画が投稿されています。
レペゼン地球
TikTok ID:represent_chikyu
YouTubeチャンネルは先日リリースさせていただきました「YouTubeランキング2018」にも入っています。是非合わせて確認してみてください。
おわりに
インフルエンサーはプロットフォームに囚われずに、YouTube・Instagram・TikTokなど様々なSNSで活躍しています。自分が好きなインフルエンサーがどのSNSを活用しているのか、改めて確認してみるとオモシロイかもしれません!
TikTokを活用したPRも増えて来ておりますので、合わせて確認してみてください。
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▼お問い合わせ先
株式会社BitStar IPR営業担当
MAIL:sales@ipr.tokyo