We will report influencer marketing information.

19/02/12

YouTube公式が「2019年の優先事項」を発表!

この記事をシェアする :

2018年後半からコミュニティガイドラインやポリシー変更に対する変更に注目が集まるYouTube。直近でも広告ポリシーガイドラインの変更が発表されており、IPR REPORTでも特集させていただきました。詳細についてはこちらからご確認ください。

そんなYouTubeから、2019年2月5日にクリエイターブログとYouTube投稿動画で「2019年優先していくこと」が公開されました。

今回は2019年でYouTubeがどのように変化していくのか、どのような対策をして行くべきかについて共有していきたいと思います。

●クリエイター向けのお知らせ(2019 年 2 月)| 今年の優先事項

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=C1gTRlAF74Q

●YouTube in 2019: Looking back and moving forward
https://youtube-creators.googleblog.com/2019/02/youtube-in-2019-looking-back-and-moving.html

2018年のYouTubeの振り返り

 2019年の変化をお話する前に、2018年について振り返っていきたいと思います。

2018年に行われた変更として、小規模クリエイターの収益化に向けて、審査条件が「過去12ヶ月間の総再生時間が4,000時間以上」「チャンネル登録者数が1,000人以上」に変更されました。これにより、小規模クリエイターの増加だけでなく、登録者100万人以上のチャンネルも世界全体で約2倍になりました。この結果を受けて、クリエイターの収益化については2019年も注力していくようです。

しかし、予想していなかったことしては、2018年のYouTubeの1年を振り返る「YouTube Rewind」が大不評となり、「Dislike(Bad評価)」がインターネット上で最大を獲得してしまったことです。YouTubeは「同じことを繰り返さない」「より良いものを作る」と決意を固めています。

YouTubeの2019年の3つの方針

YouTubeは2019年に大きく3つのことに注力していくそうです。

  1. クリエイターの成長をサポート
  2. コミュニケーションとエンゲージメント
  3. 責任に応える

の3つです。

それぞれについても確認していきましょう。

1.クリエイターの成長をサポート

クリエイターにとって収益化は重要なことですが、そのことに苦しんで(弱点として)いる方がいます。2018年には収益化分類アイコンの正確性が40%向上しました。YouTubeが間違った分類を行なった際にはクリエイター側で簡単に間違いを伝えることができるようにもなりました。

収益化に関しても新たな方法として、YouTubeミュージック・YouTubeプレムアムの拡張を行っています。

それだけではなく、「スーパーチャット」「チャンネルメンバーシップ」「グッズ販売」など収益を多様化させるような新しい機能を追加しています。今後も広告を超えた方法で収益を得られるような方法を模索していくとしています。

2.コミュニケーションとエンゲージメントの向上

—YouTubeとクリエイター

2018年からクリエイターとのコミュニケーションに注力していましたが、2019年も引き続き行なって行くようです。YouTubeはSNSでの回答数を150%増加させ、回答時間は50%速くなっています。2018年にYouTubeとクリエイターがよりよくコミュニケーションをとるために「YouTube Stadio」を発表しました。このチャンネル管理ツールを2019年では全てのクリエイターが利用できるようになり、さらに機能も追加していくとしています。

—クリエイターとファン(視聴者)

クリエイターと視聴者のコミュニケーション増加のために「プレミアム機能」「ストーリー機能」を追加しました。プレミアム機能ではより深くコミュニケーションを取れるようにし、ストーリー機能で接触機会を増やし交流を盛んにしています。(ストーリー機能は登録者数1万人以上のYouTubeチャンネルが対象)

3.YouTubeは自分たちの責任に応える

YouTubeは、クリエイターとユーザー(視聴者)がより良いコミュニケーションがとれるプラットフォームにすることを使命としています。今までにも多くの改善が行われてきましたが、今後も必要に応じて変更を行なって行くようです。

まずは近年求める方が増えている「ニュースコンテンツ」です。ニュースコンテンツはエンゲージメントも良いため、最新ニュースの棚を追加予定です。

もう1つは、コミュニティガイドライン違反についてです。カスタムネイル、外部リンク、いたずら、危険チャレンジなどに対してのガイドラインが更新されています。またエコシステム(YouTube内での生態系)にとって有害なクリエイターにも対処していくとしています。

YouTubeの2019年の注力コンテンツ

現在YouTube上では教育・学習に関するコンテンツが伸びており、成長をしていく意向を示しています。2019年も教育・学習コンテンツへの積極的な投資を行っていくとのことでした。

YouTubeの方針を理解する重要性

今回は2019年の変化として今後について紹介させていただきました。

YouTubeでのチャンネル運用、動画投稿を行ううえで、それぞれがこだわりを持っていると思います。しかし、ガイドラインを無視した運営を行っていくと、最悪の場合はチャンネル停止になってしまう可能性があります。

YouTubeは様々な変化をしてきましたが、2019年も課題に対しての変化・対策をしてくることが予想されます。多くの人に影響を与え生活に関わってきているプラットフォームだからこそ、アップデートも多くなってきています。

チャンネル運営者、YouTuberはそんなYouTubeのアップデートに合わせて迅速な対応がより一層求められていきそうです。より良い運用ができるようにこまめにガイドライン等をチェックしていきましょう。私たちもYouTubeに関わる会社として、健全なマーケティングを行えるように改めて意識していきたいです。

IPR REPORTでも、大きなルール変更があった際は取り上げさせていただきますので、定期的な確認を宜しくお願いします。

この記事をシェアする :