国内で増加を続けるインフルエンサー。
以前に掲載させていただいた「マーケターが押さえておくべき“不確かさ”を埋めるデータ・ドリブンなインフルエンサー・マーケティング」でも触れられているように、弊社提供のインフルエンサー・マーケティングツールである「「Influencer Power Ranking」（IPR）」のデータによると、国内ではすでに30,000人もの“インフルエンサー”が存在していることが確認できます。
さらに、今後も増えていくであろうことが予測されるインフルエンサー達を、今回はその中でも”基本的”なジャンルで分けていきます。
インフルエンサーのジャンルを知ることによって、商品を紹介してもらう上で提案するべきインフルエンサーが見えてくるかもしれません。
※多様化していくインフルエンサーをジャンル分けすることから、今回は枝分かれされているジャンルの中でも“幹”の方を紹介していきます。
インフルエンサーの代表格のYouTuberですが、今回紹介するそれぞれのジャンルに該当するYouTuber達も、そのジャンルだけでなく他ジャンルの動画も数多く投稿しています。
今回紹介させていただくのは、その中でも大衆のイメージにぴったりであり、尚且つ“チャンネル登録者数”及び”知名度が高い“YouTuberに限定しております。
ご了承ください。
バラエティ系YouTuber
「〇〇してみた」で有名な、真面目な実験から過激なことまでなんでも行う人たちが、バラエティ系YouTuberに分けられます。
一般的にYouTuberと聞いて、一番に思いつくのがこのバラエティ系ではないでしょうか。
主に小学生から高校生にかけての視聴者が多く、学校での話題になりやすいような動画が多く見受けられます。一見どのチャンネルでも似たようなことをやっているようにも見えますが、個性的なキャラクターや動画編集によって、差別化を行いそれぞれのチャンネルにて、根強いファンを獲得しています。
また、人気バラエティ系YouTuberの多くはサブのチャンネルを作っています。
そこにあげられた撮影の裏側や日常の風景をおさめた動画も、絶大な人気を集めています。
この手のYouTuberは、視聴者の我々は思いつかない、もしくは行動に移せないことを行うため、
話題性が高く、拡散されやすいことも特徴です。
はじめしゃちょー
スライムで風呂作ってみた I make Slime Bathtub !
2018年3月現在、日本でもっともチャンネル登録者が多いYouTuberが「はじめしゃちょー」です。
はじめしゃちょーの動画の特徴
「“やってみた”」動画が特に人気であり、はじめしゃちょーはその中でもたくさんの人を用いたり、たくさんの物を使った、大規模な 動画が多いことから、視聴者の方から人気を集めています。しかし、代表の「やってみた」から「ドッキリ」、さらには「トーク」など、様々なジャンルに該当する動画も数多く投稿しています。 そのため、動画自体は比較的自由でオールジャンルと、扱っている幅に上限はないものとなっています。
さらにYouTuberの中では、比較的古い時期から始めており、その時から「イケメンYouTuber」と呼ばれることも多く、また動画活動の影響から、「はじめしゃちょーの行動」から「はじめしゃちょー自身への関心」と、個人としての魅力を早期に視聴者の方から獲得していました。
そのためか、オールジャンルではありますが、はじめしゃちょー自身の人気からどれも視聴回数は高いです。
はじめしゃちょーの主な視聴者層
主な視聴者層は、検証動画や容姿から、興味関心を獲得していった、中学生から高校生の女子に密集しています。加えて、20代前半の女性の方からの人気も高いです。
人気の理由としてあげられるのが、検証系統の「やってみた」動画です。
「やってみた」動画の強みが、「誰もがやりはしないが、やってみたらどうなるのか」という好奇心を刺激するものであるため、その好奇心への刺激から、動画の視聴へとつながっています。
また、好奇心からの視聴に加え、実際に「やってみた」際の偶然による予想外の出来事などから、見て見なければわからないといった気持ちを生じさせることで、企画への好奇心だけでなく、動画の中身への好奇心を刺激し、「見たい」という気持ちを増幅させ、視聴回数の増加へとつなげています。
加えて、「“やってみた”」だけではない「トーク」系の動画の投稿により、「はじめしゃちょーの行動」から「はじめしゃちょー自身への関心」へと視聴者の興味を誘導していることもあり、視聴者自身に「はじめしゃちょー」とはどんな人なのか、という興味を湧かせることで、動画の視聴へとつなげています。
さらには、検証という外向けの動画を主に投稿し話題を集め、1週間に少しの「トーク動画」を混ぜ、囲い込みという手段を巧みに利用し、登録者数を増やしています。
検証動画の話題性とその後の囲い込みが巧みに演出されているからこそ、動画の面白さもさることながら視聴者をファンに変えていき、日本一のチャンネル登録者数を誇るトップYouTuberとなりました。
フィッシャーズ
【大流行】歌詞乗っ取りゲームやってみたら大爆笑したwww
日本のチャンネル登録者数No.1、六人組グループYouTuberが「フィッシャーズ」です。
フィッシャーズの動画の特徴
フィッシャーズは、「アデュー！」という締め言葉でお馴染みのグループYouTuberです。
話題のゲームや、新しいゲームを考案したりすることから、話題性や再現性が高く、すぐ真似しやすい小学生と中学生、そして女性のファンが特に多いです。
ファンの名称は、フィッシャーズ自身から公表されており、「ウオタミ」という名で統一されています。
「ウオタミ」は、Twitterで検索した場合、YouTuberファンの中では1番の人口を誇ります。
フィッシャーズは、YouTubeが古い時期から動画投稿を行なっていることから、グループYouTuberの中ではベテランポジションであり、企画の面白さもありますが、メンバー個人への人気も高く、YouTube界ではアイドルのようなポジションに立っています。
Twitterを覗けば、フィッシャーズのメンバーの写真に音楽を加えた、ファンムービーがファン自身によって多数作られており、動画の面白さもありますが、人への魅力に注目が集まるといったように変化しつつあるグループです。
フィッシャーズの主な視聴者層
主な視聴者層は、小学生中学生の女子となっています。
視聴者の視点から、面白いことはもちろんですが、話題性・再現性の高いゲームの考案や紹介がされ、すぐに真似られるといった日常に近い内容を行うことが、視聴者に人気の出る大きな要因となっています。
再現性が高いことからも、メンバーと視聴者の間で共通のゲームをすることで、その時点で感じる気持ちの共感が起き、さらに距離が縮まるものとなっています。
さらには、お馴染みのメンバーがそれらのゲームを行うことで、より距離の近さを感じられ、フィッシャーズのメンバーみたさで動画がたくさん視聴されることも多いです。
加えて、動画に登場するメンバーへの関心が強い中で、メンバー同士が動画中にて和気藹々としている様子が見たいという思いもまた、視聴者が動画を閲覧する大きな理由となっています。
十分な視聴者を惹きこむサイクルができている点が、フィッシャーズがトップYouTuberとして成功している大きな要因です。
東海オンエア
「新入生歓迎会に無関係の人間がガチで潜入してみた」
六人組の個性的なネタが特徴的なグループYouTuberが「東海オンエア」です。
東海オンエアの動画の特徴
東海オンエアは、YouTuberの中では、「企画力の高さはYouTuber No.1」と視聴者によく言われており、そのため一風変わった動画が多いことが大きな特徴です。
動画の面白さでは、内容自体もありますが、企画の発想の面白さが特に長けており、動画を見る前から面白いといった感覚をくれる動画が多いです。
ファンへの固有の名称はありませんが、動画の面白さで言えば全YouTuberの中ではトップクラスであることから、多数のファンが存在しています。
東海オンエアの主な視聴者層
主な視聴者層は、中学生も大きく占めてはいますが、少し高年齢の高校生が一番ファン人口としては大きいです。
というのも、東海オンエアのネタは、発想の転換や組み合わせが特徴的であるため、わかりやすい面白さというよりは、少し複雑性が含有されているためです。
YouTuberファンには、通常では女性ファンの方が多いものですが、東海オンエアは発想の転換からくる面白要素が強いため、女性だけでなく、面白さのハードルが高い男性からの人気もまた、高いグループとなっています。
こちらもフィッシャーズと同様に、アイドル的人気を誇り、個人に対する関心がとても高いものとなっています。
視聴者視点としては、東海オンエアならではの斬新な切り口からの企画を楽しみにしており、タイトルに惹かれてついクリックしてしまうということから、東海オンエアの動画の視聴回数が増加されるものとなっています。
加えて、動画の内容も面白いことから、他の動画を何度も見ているうちに東海オンエアに惹かれてしまっていることも少なくありません。
さらに、メンバー自体への興味となれば、メンバー同士が和気藹々としている動画がもっと見たいと思う気持ちから、さらに多くの動画が再生されることにつながっています。
企画力の高さと、動画の内容の面白さゆえに、視聴者をうまく惹き込むことに成功したグループYouTuberです。
ライフスタイル系YouTuber
見ている人にとって、他人の生活や頭の中を覗き込めるような動画をあげるYouTuberがこのジャンルに当てはまります。
例えば、どこかへ出かけた様子を動画にまとめたり、新しく買った商品をレビューしたり、話題性のあるものに対しての意見を述べたり、服装を紹介したりなど……。
2000年代にはブログが大流行しましたが、ブログを媒体として発信されていたことが、TwitterやInstagram、そしてYouTubeなどさまざまな媒体の選択肢のうえで発信されるようになりました。
そのなかでYouTubeを選んでいる人たちの特徴は、動画の編集が好きで、こだわりを持っているということ。さらには、
さまざまな生活を、臨場感あふれるセンスの良い動画で発信することに楽しさを見出している人たちが多いことです。
多くの人が憧れるようなスタイリッシュな生活を発信しているチャンネルも人気を集めますが、「共感できる」「参考になる」ような身近な動画に惹かれる人も多いようです。
商品紹介や開封動画、質問＆リクエストやトークの動画が主な対象となっています。
ヒカキン
「ヒカキン握手会で大暴走www【名古屋】」
UUUMに所属しており、言わずと知れた日本YouTuber界のトップを走り続けているのがヒカキンです。
ヒカキンの動画の特徴
初期は商品紹介や開封動画が多かったですが、自身のライフスタイルに関した日常のトークがここ最近は増えており、動画のタイプが変わりつつあるYouTuberです。
また、高額な商品を購入する動画が多くなってきています。
ヒカキンの主な視聴者層
視聴者は、初期の頃では年齢が幼い小学生の子供が主な視聴者でありましたが、テレビ出演などのメディアへの露出から、社会的にもYouTuber自体への関心を高め、ヒカキンは日本YouTuberの象徴的立ち位置となっていることから、YouTuberの入り口として幅広い年代の人を対象にしています。
ただ、初期の頃からもですが、視聴者人口の大部分を占めているのが、小学生の子供達です。
次いで多いのが、中学生高校生であり、その次に子供達の親御さんという形になっています。
イベント会場の動画を見ればわかることですが、子供と親御さんが同伴できている様子をよく見ることができます。
決してスキャンダルや炎上を起こさず、大口を叩くことなく常に謙虚な姿勢で子供向けの動画を作っていることから、子供達だけでなく、それらを支える親御さんからも信頼を築き上げたYouTuberです。
セイキン
「人の体温で融ける金属「ガリウム」がスゴすぎた・・・」
UUUM所属であり、ヒカキンの実の兄がセイキンです。
セイキンの動画の特徴
ヒカキンと投稿している動画内容については、初期の方では被っていることが多かったです。
しかし、ヒカキンの購入する商品が庶民離れしたことから、珍しいような商品や話題の商品、そして最新型のおもちゃを紹介するYouTuberとして、セイキンの地位が確立されました。
さらには普段の使い方、食べ方ではしないような商品を、ちょっとした一工夫で大きく様変わりさせたりなど、変化を加えた動画も数多く投稿しています。
知的好奇心をくすぐられる動画が多く、また身近な商品を紹介するため、視聴者自身と関連性が高いということが、大きな特徴です
セイキンの主な視聴者層
視聴者層については、小学生を主なターゲットにしており、ついで中学生、そしてヒカキンと同様に親御さんが主に視聴されています。
UUUM開催のファン交流イベントでは、子供達と親御さんが同伴できている様子をよく見ることができます。
コンプライアンスに強い動画を投稿している点からも、危ない発言などがないことから親御さんも安心して子供に見せられる動画となっています。
さらには、マックのバーガーを揚げたりなど、普段はしない食べ方の紹介などもしていることが、目新しさの発見という点で、視聴者の好奇心を揺さぶるものとなっています。
加えて、知育玩具を扱っていることも多く、子供達の好奇心のアプローチも効果を発揮しています。
全体的に、目新しい発見が得られる点や身近な最新商品や話題の商品を、安心して見れる動画チャンネルという価値を提供していることから、視聴者が惹かれるものとなっています。
ぷろたん
僕の３年間の肉体の変化見せます！！ before and after body transformation
VAZ所属の筋肉ライフスタイル系YouTuberが「ぷろたん」です。
ぷろたんの動画の特徴
日常を発信するVlog的要素が強いYouTuberであり、筋肉についての話もさながら自身が行った場所や食べたもの、現地の人に対して話を聞くなどの、身の回りで起きた出来事を発信することが多いです。
さらにインフルエンサーの事務所であるVAZに所属していることから、所属メンバーと交流しているシーンも見ることができます。
ぷろたんの主な視聴者層
主な視聴者層については、中学生と高校生の男子、そして20台前半の男性で構成されています。
筋肉のつけ方や、日常でお手軽にできる男飯、さらにはぷろたんの妹やちょっとエッチな動画など、女性に関連した動画を投稿している点から、男性目線での共感をうまく取り込んでいるものとなっており、惹きつけられた視聴者がファンとなっています。
また、事務所であるVAZに所属している点から、VAZ所属の他の人気YouTuberとのコラボを見るために、動画を見に来る視聴者層も多数存在しています。
筋肉や男飯、女性関連の刺激の強い企画、そして男の一人暮らしの参考になる点や共感を巧みに演出し、男性の視聴者をうまく取り込むことに成功したチャンネルです。
ゲーム実況系YouTuber
スマホのアプリゲームからゲーム機を使った本格ゲームまで、さまざまな種類のゲームを実況するYouTuberです。
基本的に表示されるのはゲームの画面のみで、実況者は顔を出さずに音声で実況します。
バラエティ系で人気の出たYouTuberが、ゲーム実況用にチャンネルを作る場合は、顔を出し、表情豊かに実況していることも。
ゲーム実況者のなかには、技術力の高さに定評がある人もいれば、ユーモアセンスで人気を集めるタイプもいます。
同じゲームでも実況する人によって、違った魅力を引き出すことができるのがゲーム実況の特徴です。
ゲーム実況者は、喋りが上手い人が多いことから、画面を見なくても楽しむことができる点で、ラジオ代わりに使用されることもあります。
このようなゲーム実況が人気を集めるのは、自分では攻略し得ないようなプレイを見ることができるからではないでしょうか。
ゲームがうまいお友達のプレイを隣で見ていた幼少の頃と同じ理屈かもしれません。
ポッキー
世界一運の悪い人が刑務所から脱出するゲーム – 実況プレイ
UUUM所属のゲーム実況者がポッキーです。
ポッキーの動画の特徴
主にパソコンゲームを扱っており、人気の有名タイトルから一般には知られていないコアな通称「バカゲー」と呼ばれるものやインディーズなどを、幅広く手がけているゲーム実況者です。
実況プレイのスタイルとしては、基本に忠実で、話の展開や起こる出来事に対し適度なリアクションでゲームをプレイしていきます。
投稿しているゲームに関しては、シリーズものの投稿はしてはいるものの、ほとんどが単発で終わる実況プレイが多いことから、一風変わったゲームを数多く見れるチャンネルとなっています
ポッキーの主な視聴者層
主な視聴者層としては、中学生と高校生の男子が多数を占めます。
マイナーなゲームを開拓していく姿勢から、新たなゲームや実際にやってみようと思えるような発見、そしてホラーやグロ、さらにエロ関連と、話題が尽きない動画も数多く投稿している点からも、ゲーム関連の「可能性のある場所」として、関心を強く集めています。
女性視聴者に関しては、時折実写動画を投稿し、イケメンと評されている点から、イケメンゲーム実況者の立場として、広く視聴者を集めています。
様々なゲームを扱い、話題性のある外向けの動画から、顔出しや時折シリーズものの投稿と、内向けの動画へとうまく変化させながら視聴者層を獲得しているゲーム実況者です。
兄者弟者
#1【TPS】弟者の「メタルギアソリッドV：TPP」【2BRO.】
※最初のムービーシーンは無言のため、実況プレイが始まるシーンから見たい方は【3:50秒】まで飛ばすことを推奨します。
兄者と弟者で構成される二人組の実況プレイヤー（個人プレイを交互に更新）です。
兄者弟者の動画の特徴
日本の海外ゲーム関連の動画では、トップのゲーム実況者であると言えます。
主に日本の有名タイトルから海外のゲームの有名タイトルを扱っており、CoD（Call of Duty）やレインボーシックスシージなどの「FPS」（First Person Shooter【一人称視点】）ゲームや、PUBGやメタルギアソリッドのような「TPS」（Third Person Shooter【三人称視点】）を実況しています。
特徴的なボイスと高いゲームスキルから、たくさんの視聴者を獲得しています。
兄者弟者の主な視聴者層
主な視聴者層は、中学生や高校生、そして20代前半の男性が多数を占めます。
海外ゲームの有名な最新タイトルや人気タイトルを扱うことから、そのゲームに関する興味から見にくる視聴者や、マルチプレイタイトル（CoDやレインボーシックスシージ）の際に行われる、通称「立ち回り（動き方）」を参考にするために来る視聴者が多いです。
また、高いゲームスキルから繰り出される通称「魅せプレイ」といわれる、爽快感溢れる、絵になるシーンも数多く動画に収めていることから、見に来る視聴者も多数存在します。
さらに、高いゲームスキルや特徴的なボイスから「弟者自身」といった「人への関心」を持つ視聴者も多く、弟者がよく一緒にプレイする他の実況プレイヤーへの関心にもつながり、複数でわいわいゲームをプレイする動画も、人気の動画となっています。
そのため、最新や有名といった話題性溢れるゲームを見るためや、「魅せプレイ」だけでなく、この人がプレイしているから見にくる、という要因も大きく影響していると考えられます。
定期的にラジオ活動も行なっていることも、上記の「人への関心」を高める大きな要因となっています。
赤髪のとも
【GTA5実況】赤髪のともと愉快な仲間たち Part1 【グランド・セフト・オート5】
大人数プレイの実況動画を主に投稿しているゲーム実況者です。
赤髪のともの動画の特徴
シングルプレイのゲームを実況することもありますが、主に多人数向けのゲームを、知り合いと一緒に、大人数で実況プレイすることが多いゲーム実況者です。
大人数ゲームの際には、常時赤髪のともの視点から映されており、視聴者が大人数で一緒に、他のプレイヤーとプレイしているような錯覚を受けることができます。
赤髪のともの主な視聴者層
主な視聴者層は、ゲームに関心のある中高生や、ゲームができるゲーム機やPCを調達できる20代前半の男性に多いです。
大人数でプレイでき、かつ話題性のある有名タイトルのマインクラフトや、GTA5（グランド・セフト・オート5）をプレイしていることから、それらのタイトルに関心がある視聴者が、マルチプレイをしているゲーム実況者を探すと、すぐにたどり着くのが赤髪のともです。
YouTubeが成熟する前の、早期獲得が今のチャンネル登録者数につながっています。
マルチプレイ特有の陽気で賑やかな様子を、自身がプレイヤーになった感覚で見ることができる点から、その場の温かい雰囲気を味わいにくる視聴者が多いです。
さらに、シングルプレイでは起こり得ない、人と人同士の偶然の絡み合いから生まれる、笑える面白いシーンを見たいということから見に来る方も多いです。
話題性のある有名タイトルを取り上げることから、関連動画に上がり、明るい友人同士のコミュニケーションから、惹きこまれ、プレイヤー個人への興味へとつながり、これまでの視聴者だけでなく、たくさんの新規視聴者までもを取り込む工夫がされているチャンネルです。
グルメ系YouTuber
実用的な料理解説からバラエティ豊かなものまで幅広く存在するグルメ系YouTuber。
クッキング動画では、料理教室のように丁寧に動画を載せているものが人気です。
また、アニメの再現メニューなどをこだわりを持って撮影しているチャンネルもあります。
最近では、料理方法を最低限の時間に収めた動画を集めたアプリが流行っています。しかし、YouTubeにあげられている動画のほうが、クオリティが高く、目で楽しめる要素が強いものが多いです。
また、料理といっても作るだけではありません。
さまざまなお店へ訪ねていきレビューするYouTuberや、コンビニやスーパーで買える食品をレビューするYouTuberも人気です。
また大食いを中心に行っているチャンネルも、自分では到底食べられない量の料理を食べているのを見るという爽快感から話題になっています。
木下ゆうか
【大食い】ロッテリア１０段チーズバーガー×４（４０パティ）北海道ふるポテ×２【木下ゆうか】
日本を代表する大食いYouTuberが木下ゆうかです。
木下ゆうかの動画の特徴
日本YouTube界の大食いYouTuberの中では、先駆者的存在が木下ゆうかです。
通常サイズの、10倍20倍という特盛サイズの料理を見事に平らげる姿は圧巻のものです。
主な投稿動画は、自前で特盛サイズの料理を調理し、それを平らげる動画となっています。
また、自身の料理だけでなく、マクドナルドの新商品や流行っている食べ物といった、話題性のある商品を大量に購入し、完食するといった動画も多く投稿しています。
木下ゆうかの主な視聴者層
主な視聴者層は、高校生から20代の男女となっています。
また、少し層の高い30代からも多く支持を集めています。
容姿が整っており、木下ゆうか自身が美人ということから、男性人気が高いです。
通常サイズを大幅に凌駕する特大サイズの料理の見栄えや、サイズ感のおかしさなどからのサムネイル映えが、視聴者を釘付けにし、たくさんの視聴者の獲得につながっています。
さらに、テレビの大食いタレントを連想させる、見事な食べっぷりが視聴者に強烈なインパクトを与えることから、独特の面白さを醸し出しているチャンネルです。
加えて、飲食チェーン店の新商品といった話題性のある商品を特盛にして食べることもまた、関連動画などから視聴者を惹きつけ、新規の視聴者の確保につながっています。
視聴者は、木下ゆうか自身や、特盛の料理のあっと驚く見た目、さらには木下ゆうかの食べっぷりが見たいと思ってしまう興味本位から動画の再生ボタンを押していると考えられます。
上記のロッテリアの10段チーズバーガーに関しては、他のYouTuberがすでに紹介していたりもしますが、サムネイルの強烈さや、他のYouTuberが苦戦する商品を4つも平らげるという木下ゆうかの食のすごさが、よくわかる動画となっており、比較としての面白さもまた演出されています。
はいじぃ迷作劇場
「サイゼリヤの朝食ビュッフェはミラノ風ドリアも食べ放題で最高だった！All you Can Eat Breakfast Saizeria」
芸人を兼任している食レポYouTuberがはいじぃです。
はいじぃ迷作劇場の動画の特徴
芸人を兼任しながらもYouTube界の食レポの地位については、トップに在籍するYouTuberです。
主な投稿動画は、男性が好むラーメンや油そば、さらには話題の新商品や食に関する話題の新サービスを取り上げる動画となっています。
食レポの腕前に関しては、並々ではありますが、はいじぃ自身の持ち前のワードセンスや、芸人であることから同僚や後輩の芸人と食事に行った際のトークが、大きな特徴となっており、人気を獲得しています。
はいじぃ迷作劇場の主な視聴者層
主な視聴者層は、高校生から20代の男性、さらには30代の男女となっています。
人気や話題のラーメン店の紹介や、トレンドの新商品やサービスが日に日に更新されていくため、視聴者として身近でありつつも、新たな発見が得られるという点から、見にくる視聴者が多いです。
さらには、通常の食レポ動画では得られない独特のワードセンスやトークが、このチャンネルでは演出されていることからも、他の食レポ動画と比較して見られる際に、選ばれる理由となっています。
加えて、視聴者に寄り添ったリクエスト企画を受け入れる点や、芸人であることから行われるライブ活動といった距離感の近さが、既存のファンの囲い込みの成功の理由の一つです。
食の情報が受け取れる点や芸人特有のワードセンス、さらには距離感の近さから、視聴者は惹かれ、動画の閲覧へとつながっています。
ラファエル
「パセリ風味・豚のテリーヌ【ブルゴーニュ地方の料理】Parsley flavor pig terrine （ラファエルクッキング Raphael cooking）【4K】」
YouTube界のクッキングチャンネルでは、若年層の知名度がNo1のチャンネルがラファエルクッキングです。
ラファエルクッキングの特徴
人気YouTuberのラファエルが行なっているクッキングチャンネルです。
元が人気のYouTuberであるラファエルが行なっていることから話題となり、若年層の視聴者にとっては知名度がNo1のクッキングチャンネルとなっています。
ラファエルがお金持ちという前提から、キッチン周りの設備や包丁やお皿などの調理器具や食器類の質が圧倒的に高く、さらにはカメラなどの機材に関しても最先端のものを扱っている点から、4Kという高画質での動画が投稿されています。
クッキング動画の内容としては、海外のレストランで出てくるような、正統派の洋風料理を主に提供しています。
ラファエルクッキングの主な視聴者層
主な視聴者層は、高校生から20代の男性、さらには30代の男性までもをターゲットにしています。
投稿されている動画は、大変参考になるレシピ動画であり、、毎時変わるカメラワークから生じる見やすさなどから、定点カメラにてありがちの退屈さがないものとなっており、クオリティの高いものとなっています。
毎時変わるカメラワークによる動画の見やすさと、リズム感の良いテンポから、料理のできるまでの過程で発生するストレスも少なく、料理の作り方から完成図までが一貫して取りこぼしなく見られる点が、人の興味を刺激するものとなっています。
さらには、丁寧な解説から実際の料理のレシピ動画としても活用することができる点からも、実用性が高く、調理する視聴者の人への価値ある動画となっているため、視聴者が集まってくる動画となっています。
ストレス無く見られる動画の見やすさと、クオリティの高い調理過程から完成図のシーン、さらには実用性が高い点から、視聴者を魅了するチャンネルとなり、人気を獲得しました。
YouTuberのジャンル分け紹介【前篇】のまとめ
前編では、バラエティ・ライフスタイル・ゲーム・グルメと、YouTubeの中でも人気で活気のある4つのジャンルを紹介しました。 後編でも、YouTuberの活躍する4ジャンルを紹介しますので、お楽しみに。
