様々なジャンルの動画がひしめくYouTube。IPRで日々いろいろなチャンネルをチェックしていると、時折「こんなチャンネルがあったのか」と驚かされる事があります。
差別化の結果なのか、たまたま趣味が高じた結果なのか。せっかく発見してしまったことですし、今回はIPRを使って見つけた「普段あまり目に触れる事がなさそうな一風変わった独特なチャンネル」をご紹介してみようかと思います。
(※記事中のチャンネル登録数/動画数は2018年5月現在のものです)
ミステリー、それは男のロマン。
若干の如何わしさと畏怖が混ざり合った独特な世界観。テクノロジーが発達した現代でもミステリーは男子たちを魅了してやまないジャンル。
ただ、このジャンルは悲しいことに、YouTube上ではほとんどがTV番組の転載だったり、テキストを流すだけの残念なものになってしまっています。
しかし、このチャンネルはそんなただのPV稼ぎの動画チャンネルとは違います。
情報の質・量ともに申し分なく、神話から歴史の偉人まで幅広い題材がわかりやすい解説つきで丁寧に編集されており、作者の努力と熱量が感じられる仕上がりになっています。某有名不思議系雑誌を彷彿とさせるような雰囲気を醸し出しているサムネイル画像からも、作者のミステリー愛が感じられます。
動画の更新頻度は週2〜3本のペースで、コメント欄でも頻繁にコミュニケーションがとられており、フォロワー数が伸び続けているのも納得。世の全ての男子たちにおすすめしたいチャンネルです。
虫注意・チャンネル名とのギャップがすごい
TOPのおいしそうなからあげに騙されてはいけません。こちらもキッズは大好きかもしれないが、、、カナヘビや虫(G!)の飼育チャンネルです。
苦手な人が多そうなジャンルではあるものの、サムネイルのかわいいフォントからもわかる通り、虫のウヨウヨを除けば画自体は全体的に明るく綺麗。BGM&効果音、音声解説もついています。とても丁寧に編集されており、最初はキモ!と思ったGも観ているとだんだんと平気になってくるから不思議です。
出演する虫のバラエティも豊富で、ミルワームやコオロギ、また、虫以外にもカブトエビなんかも。これらの飼育を検討している方には大変勉強になる事でしょう。そうでない方には8割型閲覧注意な動画ばかりですが、ぜひ興味本位でご覧になってみてください。
※カナヘビはわりとかわいい。
さらに閲覧注意!でも・・・ついつい見ちゃう・・・
こちらは先ほどよりさらにサムネイルのインパクト強めです。思わず「う゛っ」という声が出てしまうので要注意、お耳掃除サロンさんのチャンネルです。
内容はご想像通り、お耳掃除をされてる動画なのですが、絵面がなんというかもう。ただ、爽やかなBGMを背景に、見るに耐えない状態のお耳がだんだんと綺麗になっていく様子は、なんともいえない爽快感と中毒性があります。ついつい次の動画、次の動画と観てしまい「こんなのホントは観たくないのに・・・悔しい、でも観ちゃう・・・」な状態に陥ること請け合いです。一度観るると逃れられなくなってしまう可能性がありますので、閲覧の際はご覚悟を。
耳掃除動画は「にゅる系」と同じタイプで、一部の人にはとてもニーズがあるジャンル。地味にチャンネル登録数を増やし続けています。
お口なおしに今話題のジャンル、VR
VR、といっても3Dのキャラクターが愉快におしゃべりするVRYouTuberではなく、360VRの温泉紹介動画チャンネルです。
キワモノ系が続いてしまったので、ちょっと方向性を変えて。サムネイルは絶景を前にバスタオルをはだける女性の後ろ姿。若干如何わしいかと思いきや、内容はしっかりとした温泉紹介。期待してしまった男性諸君、残念でした。
360VRで検索すると海外のアトラクション動画などを見つける事ができますが、国内のものでは動画自体がまだまだ少なく、360VRチャンネルの貴重な事例です。動画画面をクリック&ドラッグする事でカメラアングルを360度自由に動かし、まるでその場にいるかのような体験を得る事ができます。
女性のレポートに合わせ絶景をぐるっと見渡せる事で、その温泉に浸かった際の気持ち良さがより伝わってくる仕上がりになっています。サムネにつられた邪な心も洗い流されますね。
(尚、360VRではない本家チャンネルは少しセクシー度高めとなっているので、気になる方はのぞいてみてください。)
特定のターゲット層にロックオン?
こちらは先ほど紹介した温泉美人よりさらに露骨で、一部の男性の心を鷲掴みにしそうな独特なジャンル。サムネイルの出落ち感が否めない、その名も「お掃除おねえさん」チャンネルです。
編集はBGMとテキストのみで、数もあまり頻繁に更新もされていないのが残念ですが、内容はわりとしっかりとしたお掃除ノウハウを紹介する動画となっています。なぜタイトスカートにストッキングという出で立ちなのか。なぜ「掃除」と「太もも」にフォーカスしたのか。これも一つのミステリー。
コメント欄では時折、
「僕の下の蛇口も汚れてしまったのでお掃除お願いします!」
といったような不謹慎なおじさま発言が散見されており、コメント欄含めなんとも味わい深い内容となっています。セクハラ問題が世間を騒がす昨今、良識ある紳士な読者におかれましては、決してこのようなコメントをすることのないようお気をつけください。
万人受けを捨て、一部の層に特化した振り切り方は潔いとも言えるチャンネル。ご興味のある方のみご覧ください。
清らかだった、あの頃へ戻りたい・・・
如何わしさを醸し出すサムネイルばかりに惹かれてしまうのは、心が汚れてしまっているからなのでしょうか。筆者同様、穢れた大人の皆様。最後にこのチャンネルをみて気持ちをリセットしましょう。
動画の更新はほぼストップしていますが、登録数は伸び続けているこのチャンネル。小中学校の音楽の時間に歌ったあの曲、一度は聞いたことがある楽曲たちが大量にアップされています。澄み渡る美しい合唱の歌声。懐かしの楽曲の数々を聞いていると、純粋無垢だったあの頃の記憶が昨日のことのように蘇ります・・・。
隣の女子の机の中で醸造された、1年もの灰色カビパン騒動。クラス全男子のリコーダーが無作為に入れ替えられ、幼心に傷跡を残した集団間接キス事件。プールの着替えがまだ男女同じ教室だった小学校低学年時、タオルで隠しつつも「見られたらどうしよう!?」という背徳感に快感を見出してしまいそうだったあの夏・・・。
このように、幼少の思い出にノスタルジーを感じてメランコリックな気分に浸ることができる、とっても素敵なチャンネルです。みなさんもぜひ、心を洗われてみてください。
(※ちなみ完全に余談ではありますが、筆者のクラスは合奏コンクルールで指パッチンでリズムをとりながら「聖者の行進」をアカペラで歌いました。)
尚、合唱曲であっても曲目やその利用条件などによっては著作権侵害にあたる場合がありますのでご注意を。
いろんなチャンネルを知ることの意義
YouTubeには、まだまだいろんなチャンネルやYouTuberたちが埋もれています。
YouTuberを活用したPRなどを行う際、「自社商品の相性と良い視聴者属性をかかえるインフルエンサーを起用する」というのは当然の事かもしれません。しかし、似たようなコンテンツで溢れかえる昨今、企画者としては通例を疑って新しい挑戦をしてみることも時には必要ではないでしょうか。
「まさか」の意外性・ギャップで人を強く引き付けるのも、よくある手法です。上記のようなピーキーなチャンネルで商品PRの企画をすることで、アイデア次第ではまったく新しい化学反応を期待できるかもしれません。様々なジャンルを幅広く抑えておく事でまだ見ぬ新しい可能性を発見し、新たな価値を見出すのが、企画者としての腕の見せ所ではないでしょうか。
IPRでは幅広いジャンルをカヴァーしており、様々なタイプのインフルエンサーを見つけることができます。また、弊社BitStarでは、何が最適かを考えつつも、常に新しい事への挑戦も忘れない商品PRの企画ご提案が可能です。
商品PRをご検討の方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。